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新卒・転職市場におけるIT業界のイメージ

1990年代には、システムのIT化があらゆる産業で否応なく進む時代へと突入していこうとしている中、IT業界では極度の人材不足に陥るのではないかと懸念していました。そんな時、1990年代後半から2000年代初頭にかけてバブル崩壊の後遺症で、就職氷河期時代に突入しました。そんな中不況の長期化と少子化の影響を踏まえて、就職氷河期の長期化も懸念して大学の就職課の職員は、躍起になって比較的求人の多かったIT業界への就職を就職先として熱心に進め始めました。この時期IT業界は急速に伸長し、情報産業は日本経済をバブル崩壊から救う救世主としていっきに花型産業へともてはやされていきました。しかし、実際の所は、低賃金の非正規雇用で過酷な長時間労働を強いられる人海戦術に支えられた一過性のまさに「ITバブル」に過ぎなかったようです。とにかくIT業界は企業・人材両面でその隆起衰退は著しく、新入社員も月収50万円越え賞与は100万越えといった企業もあるかと思えば、倒産する企業も少なくありませんでした。特徴的に20代~30代の若い社長も多く、IT長寿に溺れ、経営陣の派手な言動や浪費が目立ち、粉飾決算や乱脈経営が露呈したり、企業経営の実態が露呈したり、少なからず経営破綻や撤退・事業譲渡などの形で消えていく企業も少なくありません。そのような状況をみて私は正社員として働くのではなく、フリーランスとして働く道を早めに選びました。フリーランスとは個人事業主のことですが、自分やらなければいけないこともありますが、他人に依存することなく、自分の能力を高めていけるし、給料もいいので私はその路線を取りました。人海戦術ばかりが横行し、人材育成・人材運用のシステムは一向に成熟せず、一部のITゼネコンは栄えていますが、低賃金で使い捨ての端末従業員が大多数を占め、下請けのIT業界の多重請負構造といったものも露呈し「端末土方」「新3K」と揶揄されるようになりました。こうして2,000年代後半に一時的に景気が回復すると情報処理産業の人気は急降下し、新卒の離れや大学の情報処理科進学希望者も減少の一途をたどり、転職市場でもIT企業は離職率が高いと人気が低迷しています。プログラマーは35歳定年説があるほどです。最近の新卒・転職市場では、長期化する不景気時代に合わせて安定志向が目立ち、終身雇用制にも人気が高まっています。